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パナソニック製エコキュートの水漏れ原因と対処方法・修理費用
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パナソニック製エコキュートの故障の原因と対処法、エラーコード一覧と対処法、修理費用の目安、エラー解除方法や修理窓口、安く&賢く買い替えるためのポイントなどをまとめています。「今すぐ修理してほしい」という場合は地元のエコキュート専門店にご連絡を!
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パナソニック製エコキュートだけが目立って故障が多いわけではありません。エコキュートはどのメーカーであっても、使用状況や設置場所の環境、メンテナンスの頻度などによって快適に長く使えたり、ちょっとしたトラブルが起こったりします。
パナソニックはエコキュート市場において三菱と並ぶほどシェア率が高いメーカーです。設置台数が多いため、相対的に故障などのトラブル情報を見かける機会が増えて、「故障が多い」と感じられるのかもしれません。
パナソニック製エコキュートで、故障が考えられる症状と原因および対処法をまとめています。
リモコンが点灯しない(表示されない)場合は、漏電ブレーカーを再起動したり、チャイルドロックを解除したりすることで解消できるケースがあります。一方で、一部の機能が操作できない、ボタンを押しても反応しないといった不具合が見られる場合は、配線や基盤、リモコン自体の故障の可能性があります。原因を特定するため業者を呼んで点検を依頼しましょう。
普段通りに使用しているのにお湯が出ない(冷たい水しか出ない)場合は、「水熱交換機」「サーモスタット/サーミスタ」「給湯混合弁」などに問題が起こっていることが考えられます。対処法として各所の点検が必要になりますので、早めに業者を呼んでください。
お風呂にお湯がたまらない場合は、「水位センサー」「貯湯ユニット基板」などのトラブルが考えられます。また、沸き上げ湯量の設定には問題がないのに残湯量のメモリが増えない場合は、水漏れの可能性があります。業者を呼んで点検を依頼しましょう。
エコキュートは、水道水を減圧して使用する設計になっています。このためガス給湯器に比べると水圧が低くなる(お湯の勢いが弱まる)ことがあります。故障ではなくエコキュートの性質です。低水圧用シャワーヘッドに交換するといったことで改善しましょう。
ただし日常生活に支障が出るほど勢いが弱い場合は、故障など別の原因が考えられます。その際は業者に点検を依頼してください。
普段通りに使用しているのにお湯が突然ぬるくなる、過度に熱くなるという場合は「サーモスタット/サーミスタ」の不具合または「温度制御機能」が故障していることが考えられます。各所の点検が必要になるため、できるだけ早く業者を呼んでください。
水漏れは貯湯タンクや配管の老朽化などが考えられます。「パナソニック製エコキュートの修理か交換かの判断基準」を参考に業者に点検・修理を依頼するか、交換(買い替え)を検討しましょう。
なお水漏れだと思っていたものが単純に結露だったということも考えられます。結露は故障ではなく正常な現象です。パナソニック製エコキュートの水漏れについては、以下の記事でも詳しく説明しているので参考にしてください。 関連記事 パナソニック製エコキュートの水漏れ原因と対処方法・修理費用
勝手にお湯が出る場合「自動配管洗浄機能」が作動した可能性があります。配管内の古いお湯を押し流して洗浄する機能です。また外気温が低い冬などに、凍結を防ぐため貯湯タンクの水を押し流すことがあります。これらは故障ではありません。
またお湯が止まらない場合、循環アダプターの「水位センサー」が目詰まりしている可能性があります。お湯の流出量が制御できなくなっている状態のため、お手入れをして汚れを取り除いた上で様子を見てください。
これまで聞いたことのないような、明らかな異音がする場合は、「ファンモーター」や「加圧ポンプ」などの故障かもしれません。異音の種類によって原因が異なるため、業者を呼んで点検・修理を依頼しましょう。
水に含まれる成分と配管内の素材とが化学反応すると、お湯が変色することがあります。また単純に汚れが溜まっているだけという可能性も考えられます。配管の洗浄・メンテナンス等が必要になるため、まずは業者を呼んでください。
なおパナソニック公式ホームページでは、修理診断も受けられます。貯湯タンク上部に書かれた「HE」から始まる機種品番を控えておきましょう。
パナソニック製エコキュートのエラーコードの解除方法は、機種やリモコンによって若干、異なります。
また「F19(出湯温度異常)」や「F12/H94(圧力異常検知)」などのエラーコードを解除する場合は、【貯湯ユニットの漏電しゃ断器を1分以上『切』にしたあと『入』にする】など、やや手順が異なります。
エラーコードの解除方法については、取扱説明書もあわせてご確認ください。
具体的なエラーコードの内容と対処法を説明していきます。ここでは「U」から始まるエラーコードについてまとめています。
「U」から始まるエラーコードの場合、リモコンでリセット操作をすれば復旧するなど自分で対応できる可能性があります。ただし繰り返し発生する場合は別の原因が考えられるため、点検を依頼したほうがよいでしょう。
「U22」は主に「ふろ自動お湯はり」の際、1分間あたりの注湯量が1L以下になったときに表示されます。凍結が解消したことを確認したのち、「リセット方法」を参考にエラーコードを解除しましょう。
「U51」は、浴槽の栓を閉め忘れたことにより浴槽にお湯が溜まらなかったときに表示されます。栓を閉めてから再度「ふろ自動」を押してください。
「ふろ自動」の運転時、浴槽からお湯があふれたり、残り湯がある状態でお湯はりをしたりすると「U53」が表示されます。湯量設定を確認して再設定する、残り湯を抜いて改めてお湯はりをするなどしましょう。
浴槽にお湯(水)が残った状態で「ふろ試運転」をしたときに表示されるエラーコードです。お湯はりができない状態なので、お湯(水)を抜いて栓を閉めてから再度試してください。
浴槽に残り湯がある状態で「自動お湯はり」をしたときに表示されるエラーコードです。排水して栓を閉めてから再度試してください。
貯湯タンク内のお湯がなく、浴槽へのお湯はりが停止された状態です。お湯が沸くまで待ちましょう。頻繁に起こる、お湯が残っているはずなのに表示されるといった場合は「ふろ給湯サーミスタ」というセンサー故障が疑われるため、業者に点検を依頼してください。
ここでは「F」「H」で始まるエラーコードについて、その内容と対処法を説明していきます。
「F」「H」から始まるエラーコードは、リモコンのリセット操作などで一時的に表示を解除できることがありますが、根本的な解決にはならないため点検・修理等が必要です。
熱交換器の不具合や配管の詰まりなどで出湯温度が上がらない状態です。細かな点検が必要になるため、業者を呼びましょう。
ヒートポンプ配管系路に十分な量の温水が流れず、冷媒圧力が異常に上がってしまい「圧力スイッチ」が作動した状態です。
圧縮機のモーターが回転しない状態です。
ファンモーターが回転しない状態です。
運転時の入力電流が異常に高くなった状態です。
本体で水漏れが発生している状態です。
出湯温度が異常に高くなった状態です。
吐出管サーミスタの温度が異常に高い状態です。
電気部品が取り付けられている箱内の温度が異常に高くなった状態です。
放熱フィンの温度が異常に高い状態です。
トランジスタモジュール内部で過電流、電源電圧の降下が検出された状態、または圧縮機の回転数が異常に高い状態などを示しています。
タンクに残湯がある状態でヒートポンプ配管の「戻り(お湯側)」と「往き(水側)」を逆接続したり、出湯サーミスタが外れたりしたことなどが原因です。
それぞれのサーミスタが断線またはショートした状態です。
PFC内部における電源電圧降下や過電流など、または吸入管サーミスタの断線やショートなどを検知しています。
空気熱交入口サーミスタが断線やショートした状態です。
空気熱交入口サーミスタや圧力センサーの断線・ショートが起こっています。
トランジスタサーミスタやフィンサーミスタが断線またはショートしています。
出湯サーミスタが断線やショートを起こしています。
圧縮機の回転数が上昇してもCT(通電状態のまま移動させられるケーブル)の入力が少ない、またはCTの断線や冷媒漏れなどが起こっています。
漏水センサーの断線が疑われます。
PFCサーミスタが断線またはショートしています。
積層ポンプが作動しない、または沸き上げポンプが最大で運転した状態です。
運転開始時に圧縮機が回転しない状態です。
水位センサーが断線しています。
暖房水の減水を検知し、補水完了(満水)したあと60時間以内に再度減水を検知した状態です。
暖房循環ポンプが回転しない、または回転し続けている状態です。
「ふろ循環ポンプ」または「お湯はり」の停止時に、ふろフロースイッチONの異常を検出した状態です。
ふろ配管の往き(水側)管と戻り(お湯側)管が逆接続のため酸素運転ができない状態です。
各種サーミスタの断線やショート、あるいは温度異常などを検知した状態です。
暖房熱交ポンプが回転しない、または回転し続けている状態です。
各サーミスタが断線・ショートした状態、またはコネクタ外れなどが疑われる状態です。
①はふろ注湯時に、追いだきサーミスタの温度がふろ給湯サーミスタの温度より8℃以上高い状態が30秒以上続いた場合などに表示されます。②は追いだきポンプが回転しない、または回転し続けている状態です。
暖房戻りサーミスタが断線・ショートした状態です。
補水弁「開」後2分以内に満水にならない、三方弁の位置が検出できない、バイパス電磁弁が断線したなどのトラブルが起こっている状態です。
満水電極が水位検出しているときに、減水電極が水位検出しない状態が3秒以上続いています。
酸素ファンが作動していない状態です。
暖房往きサーミスタが70℃以上を30秒連続検出しています。
メイン基板と暖房基板が30秒間連続して通信できない状態です。
原点検出開始後、45秒経過してホールICがONにならないことが2回連続した場合などに表示されます。
リモコンで16回通信しても、通信できない状態です。
ふろ流量調整弁を水側に駆動しても、水側全開位置を検出できない状態です。
ふろポンプが回転しない、またはふろポンプが回転し続けている状態です。
ふろ注湯弁「閉」時に流量センサーが流量を検出しました。
給湯サーミスタ温度が、給湯サブサーミスタ温度より8℃以上高い状態が続いた場合などに起こります。
停電復帰後の時計データが不正規になった状態です。
3分以内に浴槽の水位の窓設定ができない状態です。
ミストセンサーが断線・ショートしています。
ミスト混合弁の原点位置を検出できない状態です。
ミスト混合弁が原点位置でミスト供給温度が高い、または湯側全開でミスト供給温度が低い状態です。
単独給湯時に、混合弁が湯側全開位置で給湯サーミスタが残湯サーミスタ温度より20℃異常低い状態が30秒以上続いた場合などに起こります。
ふろ注湯時に設定温度+8℃(ぬるめ/水設定時は60℃)以上高い状態が44秒継続した場合などに起こります。
貯湯ユニットとヒートポンプユニット間の通信ができていない状態です。
貯湯タンク上部の保安器が作動した状態です(HE-37R1,37R2シリーズ)。
ヒートポンプ配管の湯側と水側が逆に接続された状態です。
ヒートポンプ配管系路に温水が循環していない状態です。
貯湯ユニットとヒートポンプユニット間の水が循環しない状態、または沸き上げポンプ内に水がない状態で運転した場合などに起こります。
電源にAC100Vを接続した場合に起こります。
ふろ運転をしていないときに、ふろサーミスタが高温の温度を検出後、冷却運転しても10分以内に再度冷却運転をおこなった状態です。
エコキュートを修理に出すか買い替えるかで迷ったときは以下のようなポイントで判断しましょう。
一般的にエコキュートの寿命は10年とされており、メーカーも10年を想定して製造しています。またパナソニックの場合、補修用性能部品(修理用などの部品)の保有期間は製造打ち切りから9年となっています。9年を超えると部品が手に入らず、修理できないことがあります。
また仮に修理した場合でも、10年を超えているとすぐにまた別の場所が故障して修理代がかかる可能性も考えられます。10年も経てば省エネ性に優れた機種が登場していますし、頻繁に修理代がかかることを考えても交換がおすすめです。
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こうしたケースでは、修理をおすすめします。なおパナソニックのメーカー保証(無料)は【本体・リモコン1年、ヒートポンプユニット3年、貯湯タンク5年】となっています。また延長保証(有料)は5年タイプが12,980円、8年タイプが27,280円、10年タイプが31,680円となります(2025年8月時点)。
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こうしたケースでは交換を検討しましょう。一般的な寿命は10年ですが、8年くらいで故障が発生するようになった場合、早めに寿命がくる(故障が頻発する)おそれがあるため買い替えを考える時期です。
10年もお使いでしたら、すでに各メーカーからより高性能・多機能なエコキュートが発売になっているはずです。また省エネ性も向上しているため、交換費用こそかかりますが長い目で見ると経済的です。
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※2025年8月時点・税込/スタンダードクラス「HE-SU37LQS(370L・ウルトラ高圧/フルオート)」の場合
一例ですがパナソニックにメーカー修理を依頼した場合の料金の目安です。技術料金、部品代、出張料(出張対象商品のみ)が含まれます。現地調査後にキャンセルした場合は、出張料や点検料がかかる可能性があります。
パナソニック製エコキュートの修理依頼先は、保証期間内かどうかで異なります。なおメーカーの修理は、日程調整などで時間を要することがあります。緊急時や、土日・夜間などの対応を求める場合は、すぐに駆けつけてくれる地元のエコキュート専門店がおすすめです。
エコキュートの寿命は10年程度です。8年など長くお使いのエコキュートが故障した場合、修理をしてもすぐに別の箇所が故障し、結局2年後に買い替える羽目に…ということも考えられます。長期的に見て、修理よりも交換をしたほうが安く済むケースがありますので、まずは当店までお気軽にご相談ください!
メーカー保証および延長保証内の場合はこちらに連絡をしてみましょう。なおエコキュート販売店の独自保証については、パナソニックでは対応できないため販売店にご連絡ください。
メーカー保証や延長保証が切れている、または補償対象ではなく修理費用が高額になるといった場合、ならびに修理が必要かどうかまずは点検してほしいといった場合は、地元のエコキュート専門店に依頼しましょう。
当店は24時間365日工事にも対応しています!さらに出張・点検・お見積り0円、契約前でしたらお見積り後のキャンセルも無料ですのでご安心ください!
10年近くお使いのエコキュートが故障した場合に、少しでもお得に交換するポイントをお伝えします。
国の事業や各自治体が実施している補助金の対象になるご家庭は、忘れずに活用しましょう。兵庫県および県内の各自治体が行っている補助金の最新情報はこちらでご紹介しています。
▼兵庫県でお得にエコキュートを導入・交換する! 関連記事 兵庫県で利用可能なエコキュート補助金一覧【2025年】
当店は地元・兵庫県で地域最安値に挑戦中のエコキュート専門店です。当店でのご購入とあわせて補助金を活用いただけましたら、さらにお得にエコキュートを導入・交換できます。なお当店は補助金の申請代行も無料で承っております。
パナソニック製エコキュートの故障やエラーコード、対処法などについてよくあるご質問と回答をまとめました。
故障や修理の内容などによって大きく異なりますが、概ね20,000〜50,000円台が目安になります。ただし「F46(CT異常検知)」など本体内部のトラブルの場合、100,000円を超えるケースも珍しくありません。
一般的に、エコキュートの寿命はメーカー問わず10年とされています。10年使用すると故障が出始めたり、メーカーの補修用性能部品の保有期間が終了したりするため、交換を検討しましょう。15年など長く使えるケースもありますが、省エネ性や機能性などの点からも買い替えがおすすめです。
「リモコンが効かない」「お湯が出ない」「お湯がたまらない」「お湯の勢いが弱い」「お湯の温度が不安定」「水漏れしている」「勝手にお湯や水やが出る・止まらない」「明らかな異音が発生する」「お湯が変色する・濁る」などは故障または寿命が近づいているサインと考えてよいでしょう。
エコキュートの修理依頼は、対応の早さ、料金の安さ、作業の丁寧さなどを考えると地域密着で営業している地元のエコキュート専門店がおすすめです。
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