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エコキュートは、メーカーによって搭載されている機能・性能、強みなどが異なります。ご家庭に最適な機種に出会うためにも、メーカーの特徴を知っておきましょう。主要メーカー5社の機能などを比較していますので、エコキュート選びにぜひ役立ててください。
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現在エコキュートの主要メーカーは以下の5社です。特徴をまとめたので選ぶ際の参考にしてください。
※機種により搭載されていない機能もございます。詳しくは当店までお気軽にお尋ねください。
三菱のエコキュートは、他メーカーと比べて多機能で、省エネ性に優れている機種が多いのが特徴です。たとえば、配管の自動洗浄機能は他メーカーにもありますが、三菱のSシリーズはマイクロバブルを含んだ水が配管の皮脂汚れなどを落としてくれます。またお湯の使用状況を学習し、自動で最適な量のお湯を沸かすかしこい沸き上げモード、マイクロバブルが全身を優しく包み込むほっとアワーなど、快適なバスタイムを演出する機能も豊富です。
ダイキンのエコキュートは、他メーカーにはないパワフル高圧が魅力です。一般的なエコキュートの水圧は標準タイプで180kPaほどですが、ダイキンは標準タイプが210kPa、高圧タイプになると320kPaあるので、水圧を重視するご家庭にピッタリ。オートタイプだけでなく、リーズナブルな給湯専用タイプにも高圧機種があります。お湯に紫外線を照射して雑菌の繁殖を防ぐおゆぴかUVなど、快適なバスタイムを過ごせる機能も搭載されています。
パナソニックのエコキュートは、とにかく省エネ・節約につながる機能が豊富です。たとえば入室をセンサーが検知して自動で加熱するAIエコナビ。湯温をキープする自動保温機能と比べて無駄な電力を消費せずに済みます。また、残ったお湯の温度を利用して夜間の沸き上げコストを抑えるぬくもりチャージ、太陽光発電の余剰電力を利用してお湯を沸き上げるソーラーチャージなど、お財布に優しいエコキュートをお探しのご家庭にピッタリです。
日立のエコキュートは、水道直圧式を採用したモデルがラインナップされているのが特徴です。水道管の圧力をそのまま利用するため水圧が高く、ナイアガラ出湯の高効率モデルなら高速・倍速など、よりハイスピードにお湯はりができて時短につながります。ウレタンフォームをタンク周囲に充てんしたウレタンクは保温性・断熱性に優れ、沸き直しの回数が減らせるため光熱費の節約にもつながります。また地下水・井戸水対応モデルもあります。
コロナは世界で初めて、エコキュートを発売したメーカーです。効率よくお湯を作る、効率よくお湯を貯める、効率よくお湯を使うという3つの技術を融合させたES制御はコロナの独自技術で、優れた省エネ性を発揮します。水位センサー・人感センサーで入浴をサポートする機能、260kPaの高水圧タイプ、お風呂の栓を抜くだけで自動で配管を洗浄する機能など、エコキュートのパイオニアらしい独自の機能や性能を有した商品もあり好評です。
エコキュート各メーカーの代表的な省エネ性能を比較していきます。省エネ機能が豊富なパナソニック、2025年省エネ基準達成率が高い三菱、日立をはじめ各メーカー、高い省エネ性能を備えています。
※本記事では各メーカーのハイグレード・460Lモデルで比較しています。機種により搭載されていない機能もございます。
過去2週間に使用した湯量をエコキュートが学習し、自動で最適な量のお湯を沸かしてくれる機能です。過剰な沸き上げを防ぎ省エネにつなげます。急に必要になったときや、余ってしまいそうなときは、手動で調節が可能です。
お湯の冷め方を学習し、入浴していないときは保温を控えることで追いだき回数を減らす=ムダな電力消費を減らす機能です。
普通は捨ててしまう残ったお湯の熱を利用して、夜間の沸き上げにかかるコストを抑える機能です。
人の入室を検知して素早く自動加熱することで、人が入浴していない間の保温にかかる電力を抑える人センサー、15分間隔でおこなう湯温チェックを、人が入浴していないときに控えることで省エネにつなげる湯温学習制御などの機能があります。
太陽光発電システムで作った電力があまったときに、その余剰分を沸き上げに利用することで光熱費を抑える機能です。
タンクと外板のあいだに、断熱性に優れたウレタンフォームを充てん。真空断熱材との相乗効果で優れた保温性を発揮し、沸き直しの回数を減らすことで省エネにつなげます。
人がお風呂に入ったことを検知して、保温追いだきをする機能です。誰も入浴していない間の保温にかかる消費電力を抑えることができます。
続いて、各メーカーの高圧タイプの水圧を比較していきます。なお水道管の水圧は一般的に200〜400kPaといわれており、エコキュートの場合でも170kPa以上あれば、生活する上で不便に感じることはほとんどありません。各メーカーの代表的な機種の水圧は以下が目安です。
水圧は機種によって異なります(日立の水道直圧は水道管の圧力によって異なります)。パワフル高圧が絶対条件というご家庭はダイキン、パナソニック、日立がおすすめですが、各メーカー最低でも170kPaあるため、高圧が最重視ポイントでなければどのメーカーを選んでも不便には感じません。
エコキュートでお湯を過剰に沸かしすぎてしまうと、光熱費だけでなく水道代がムダになってしまうこともあります。賢く節水するなら、沸き上げ湯量を学習して自動で最適化してくれる三菱、ダイキン、日立のエコキュート、またシャワーの流量を変化させて節水につなげるパナソニックのエコキュートもおすすめです。
※機種により搭載されていない機能もございます。詳しくは当店までお気軽にお尋ねください。
かしこいわき上げモードを設定すれば、過剰に沸き上げるのを防げるため節水につながります。また、あらかじめ目標とする使用湯量を設定しておくと、お湯を止めたときに使用量とともにリモコン表示される給湯ガイド機能を搭載しています。目標値を超えるとリモコンからお知らせが届くため、節水意識を高めたいご家庭にもおすすめです。
過去1週間のお湯の使用状況を学習し、自動で必要な量のお湯を沸き上げる(過剰な沸き上げを防ぐ)湯量設定のおまかせモードは、節電・節水どちらにも効果的です。また使用量を月・日・時間単位で見える化し、前日や前年と比較できるアプリDaikin Smart APPを活用することで、節水意識が高まります。
1分間に約120回、シャワー流量に波のような強弱の変化をつけることによって、最大約10%の節水効果が得られるリズムeシャワーを搭載しています。
過去1週間に使用した湯量をベースにわき上げ量を調節するおまかせ節約(おまかせ少世帯)、使用した湯量を見える化して節水意識を高める節約サポート機能などを搭載しています。
入浴や洗い物など、お湯を使用するシーンに合わせて給湯量を大・中・小の3段階に設定可能な給湯量節水や、湯量を3段階に(入浴している人が不快に感じない範囲で)設定できるふろ湯量節水を搭載しています。
エコキュートの価格はメーカーや機種によって大きく異なります。ここでは、各メーカーのフルオートタイプ460Lモデルを集めて、スタンダードとハイグレードに分けて相場をまとめました。
※表示価格は税込み、工事費込みの2024年5月25日時点の相場です。
エコキュートにはメーカーごとの便利機能、こだわり機能なども搭載されています。ここでは、雑菌の繁殖が心配な配管の自動洗浄機能や除菌機能、入浴時間を快適なものにしてくれる便利な機能をピックアップしてご紹介します。
※機種により搭載されていない機能もございます。詳しくは当店までお気軽にお尋ねください。
三菱はSシリーズに、それ以外のメーカーはフルオートタイプの全機種に搭載されています。中でもおすすめは三菱のバブルおそうじ。
お風呂の栓を抜くだけで自動で配管洗浄がスタートし、約0.1mmのマイクロバブルが配管内に付着した皮脂汚れや石鹸カスなどを吸着して洗い流し、熱交換器もあわせて洗浄します。自動洗浄が終わると、今度は水とマイクロバブルを往復させて仕上げ洗浄。洗浄剤を使う必要がなく、しかも栓を抜くだけなので、毎日手軽に配管や熱交換器のお手入れができる便利な機能です。
パナソニックとコロナには除菌に特化した機能がありません。三菱のキラリユキープは、配管内に設置された除菌ユニットによってお湯はり後の菌の増殖を抑制します。また日立のきらりUVクリーンは、お湯に紫外線を照射して菌が増殖するのを防ぎます。どのメーカーも機能性は基本的に同じですが、当店のおすすめはダイキンのおゆぴかUV。
貯湯ユニット内に搭載された除菌ユニットを通るお湯に深紫外線を照射して、見えない菌を除菌・繁殖を防ぎます。さらに、入浴後でも設定した時刻までは深紫外線を照射し続けて除菌するため、とくにお風呂の残り湯を洗濯に使っているご家庭は、キレイな残り湯を利用できるメリットがあります。
※ホットあわー、ウルトラファインバブル入浴、シルキー快泡浴を利用する際は、それぞれ専用のアダプター(別売品)が必要です。
パナソニックの湯温セレクトは、家族がそれぞれ好みの湯温を登録し、入浴前にワンタッチで簡単に設定できる機能です。「何℃のお湯に、何分浸かるか」まで細かく設定できます。三菱・ダイキン・日立はそれぞれ微細な泡を発生させて、快適な入浴をサポート。保温・美肌・洗浄などうれしい効果が得られます。
寒冷地や塩害が懸念されるエリアでは、環境に対応した仕様のエコキュートを選ぶことが大切です。また地下水や井戸水が利用できるメーカー、できないメーカーがあるため、こちらも事前に確認しておく必要があります。
寒冷地仕様は各メーカーが用意しています。一般地向けとの機能の差などはとくにありませんが、寒冷地向けのほうが若干、価格が高くなる傾向にあります。また一般地向けと比べて、ラインナップが少ないこともあります。
耐塩害仕様は各メーカー用意していますが、耐重塩害仕様はダイキン、日立、コロナのみとなります。なお塩害仕様と重塩害仕様を選ぶ基準は、ダイキンが下記のように説明しています。地域の特性によって異なるほか、メーカーの解釈も若干異なる場合がありますが、塩害仕様を選ぶか重塩害仕様を選ぶかで迷ったときは参考にしてみてください。
地下水や井戸水を使用できるエコキュートを販売しているメーカーは、ダイキンとパナソニック、日立の3つです。
ダイキンは全機種が対応していますが、独自の水質判定基準で合格した場合のみ使用可能となるため、先に水質検査を実施する必要があります。費用は16,500円、不合格だったときはエコキュートを設置できません。
パナソニックは地下水(井戸水)利用認定制度を設けており、ダイキンと同じように水質基準検査を実施します。金額もダイキンと同じ16,500円で、水質検査に合格し、パナソニックから「地下水利用認定書」が発行されると設置可能となります。
また日立では、水道直圧給湯方式のナイアガラ タフネスという機種が対応しており、水道水であれば硬度200mg/L以下、遊離炭酸60mg/L以下、井戸水であれば硬度200mg/L以下、遊離炭酸60mg/L以下という条件下で使用できます。なお日立では、水質の簡易検査キットを1,650円で販売しています。
※地下水・井戸水の水質検査については専用キットが必要な場合があります。当店までご相談ください。
災害時はお湯が沸かせなくなってしまいますが、貯湯タンクに残っているお湯は使えるケースがほとんどです。それ以外に、日立の水道直圧モデルのように貯湯タンクの水を飲用水として使用できるメーカーや、ダイキンやパナソニックのように気象警報が発令されると急いでお湯を沸き上げてくれる機能を搭載したメーカーもあります。
※機種により搭載されていない機能もございます。詳しくは当店までお気軽にお尋ねください。
災害時などは非常用取水栓から取水が可能です。また、一度設定すれば解除されるまで何回も沸き増しする、満タンわき増し機能も搭載されています(夜間になると自動解除されます)。
災害時などは非常用取水栓から取水が可能です。また、停電や断水のおそれがある警報・注意報が発令されると自動で沸き上げをおこない、タンク内の湯量を確保する気象警報緊急沸き上げ機能も搭載されています。
災害時などは非常用取水栓から取水が可能です。またアプリからは、あらかじめ選択しておいた気象警報・注意報が発令されると、自動で沸き上げをおこないお湯を確保するエマージェンシー沸き上げ機能も利用可能です。
災害時などは非常用取水栓から取水が可能です。また、水道直圧給湯モデルは貯湯タンクの水を飲用水にできます。
災害時などは非常用取水栓から取水が可能です。
メーカーによって壊れやすい、故障しやすいということはありませんが、一般的にエコキュートの寿命は10年程度とされています。また設置場所の環境や強い衝撃、自然災害、塩害地域に一般地向けの機種を設置したなど、さまざまな要因で寿命が早まる可能性があります。
ただどのメーカーを選んでも、メーカー保証と延長保証をあわせて最長10年など保証期間が長いので、立て続けに高額な修理費用がかかるといったことは考えにくいでしょう。
エコキュートの寿命や修理費用の目安は、こちらの記事で詳しく解説しています。 関連記事 エコキュートの寿命は10年!ただし交換はタイミングが重要
当店はエコキュート・給湯器専門店として数多くのエコキュートを取り扱っております。そのなかで人気のメーカー、おすすめメーカーをご紹介します。
当店でもっとも人気・おすすめのメーカーは三菱。エコキュート市場でも多くのシェアを占める代表的なメーカーです。
省エネ性に優れていながらリーズナブルな機種が多く、大容量で安心の550Lモデルも豊富な点で人気があります。他メーカーにはないバブルおそうじ機能や、エコキュートがみずから最適な量のお湯を判断して沸かしてくれるかしこい沸き上げモードなど、価格に対して機能が多く、コストパフォーマンスに優れている点もおすすめの理由です。
当店で、三菱と並んで人気のメーカーがダイキン。日本で初めてエアコンを開発したともいわれており、世界屈指の総合空調メーカーでもあります。
ダイキンは320kPaの高圧性能が人気です。とくにガスや電気給湯器からエコキュートに買い替える場合、水圧が心配という声はよく聞かれます。ダイキンは従来モデルこそ170kPaですが、現在は210kPaの高圧給湯と320kPaのパワフル高圧給湯が主流。2箇所同時給湯が可能でストレスフリー、残り湯での洗濯にうれしい除菌機能などもおすすめのポイントです。
人気メーカー第3位はパナソニックです。世界的な電機メーカーでもあるパナソニックは、エコキュート市場において三菱に並ぶシェア率を誇ります。
人気のポイントは、とにかく省エネ機能が豊富な点。フルオートタイプなら全機種にパナソニックの代表的な省エネ機能AIエコナビが搭載されています。外出先から遠隔操作できる点なども電機メーカーらしい便利な機能です。太陽光発電システムとの相性もよいため、オール電化にしているご家庭にはとくにおすすめです。
エコキュートの主要メーカー5社の特徴・機能などの違いを比較してきました。いろいろとお伝えしましたが、結局お客様にとってもっとも大切なことはご予算と、その機種に対する満足度のバランスがベストかどうかであると私たちは考えています。
「安くて多機能な機種がほしい」「浴室が2階だから高圧タイプでできるだけ安い機種がほしい」など、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
またエコキュートの使い方やご家庭の環境、ライフスタイルはさまざまです。たとえば省エネ性に優れているという機種でも、昼間にお湯を沸かす必要があるご家庭は、逆に光熱費が高くなる可能性もあります。
エコキュート・給湯器専門店の当店スタッフが、そうした個別のご事情も踏まえながら、ベストなメーカーや機種を提案させていただきます。人気機種の在庫を豊富に持つ当店なら、最短即日対応が可能!補助金申請も無料で代行いたします。まずはぜひお気軽にご相談ください。
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