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「エコキュートを交換したいけどメーカーが多すぎてわからない」「ダイキンと三菱どっちがいい?」エコキュート選びで失敗しないためには、スペックよりライフスタイルに合うかが重要です。エコキュートのプロが主要メーカーを比較し、おすすめを紹介します。
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エコキュートの大きなシェアを占める2大メーカー「ダイキン」と「三菱電機」。この2社で迷っているという方も多いのではないでしょうか。両社とも高性能で素晴らしいメーカーですが「何を重視するか」によって、おすすめが分かれます。
「2階や3階にお風呂がある」「シャワーの水圧が弱いのは絶対に嫌だ」「入浴剤を使ってバスタイムを楽しみたい」このような方には、迷わずダイキンをおすすめします。
ダイキンの最大の特徴は、業界トップクラスのパワフル高圧(320kPa)。一般的なエコキュート(170kPa前後)と比較して約1.8倍の圧力があるため、シャワーの勢いが違います。
また、お湯張りのスピードも速いため、大家族で立て続けに入浴する場合でもストレスがありません。
さらに、ダイキンは独自の配管構造により、これまでエコキュートでは使用が難しかった「にごり湯」や「一部の固形入浴剤」にも対応しています(機種によります)。
お風呂の時間を何より大切にしたい方にとっては、ダイキンがぴったりです。
▼ダイキンの特徴まとめ
「お風呂の残り湯を洗濯に使いたい」「最後に入浴する人のお湯が臭う・濁るのが気になる」「とにかく省エネで電気代を安くしたい」など、清潔さと省エネ性を重視する方には三菱がおすすめです。
三菱の代名詞とも言える機能が「キラリユキープ(深紫外線採用)」と「バブルおそうじ」。「キラリユキープ」は、お湯が配管を通る際に深紫外線を照射し、菌の増殖を抑制します。
時間が経ってもお湯の臭いや濁りが気になりにくく、翌日の洗濯に使う残り湯も清潔です。
また「バブルおそうじ」は、栓を抜くだけで配管内をマイクロバブルが自動洗浄してくれるため、面倒なお手入れの手間が激減するという機能です。
▼三菱の特徴まとめ
現在エコキュートの主要メーカーは以下の5社です。各社の特徴とプロが評価する「独自の強み」をまとめました。
※機種により搭載されていない機能もございます。詳しくは当店までお気軽にお尋ねください。
三菱のエコキュートは、他メーカーと比べて多機能で、省エネ性に優れている機種が多いのが特徴です。
特におすすめなのが、配管の自動洗浄機能です。他メーカーにも洗浄機能はありますが、三菱のSシリーズはマイクロバブルを含んだ水が配管の皮脂汚れなどを落としてくれます。また、マイクロバブルが全身を優しく包み込むほっとアワーなど、快適なバスタイムを演出する機能も豊富です。
ダイキンのエコキュートは、他メーカーにはないパワフル高圧が最大の魅力です。
一般的なエコキュートの水圧は標準タイプで180kPaほどですが、ダイキンは標準タイプが210kPa、高圧タイプになると320kPaあるので、水圧を重視するご家庭にピッタリ。2箇所同時給湯が可能で、洗い物中もシャワーが快適に使えます。お湯に紫外線を照射して雑菌の繁殖を防ぐおゆぴかUVも搭載されています。
パナソニックのエコキュートは、とにかく省エネ・節約につながる機能が豊富です。
たとえば入室をセンサーが検知して自動で加熱するAIエコナビや、残ったお湯の温度を利用して夜間の沸き上げコストを抑えるぬくもりチャージなど、お財布に優しいエコキュートをお探しのご家庭にピッタリです。また、太陽光発電の余剰電力を利用してお湯を沸き上げるソーラーチャージも、オール電化住宅には欠かせない機能です。
日立のエコキュートは、独自の水道直圧給湯技術を採用したモデルがラインナップされているのが特徴です。
水道管の圧力をそのまま利用するため水圧が高く、ナイアガラ出湯の高効率モデルなら高速・倍速など、よりハイスピードにお湯はりができて時短につながります。ウレタンフォームをタンク周囲に充てんしたウレタンクは保温性・断熱性に優れ、沸き直しの回数が減らせるため光熱費の節約にもつながります。なお地下水・井戸水対応モデルもあります。
コロナは世界で初めて、エコキュートを発売したパイオニアメーカーです。
効率よくお湯を作る、貯める、使うという3つの技術を融合させたES制御はコロナの独自技術で、優れた省エネ性を発揮します。290kPaの高圧タイプもあり、エコキュートのパイオニアらしい質実剛健な性能を有しています。お風呂の栓を抜くだけで自動で配管を洗浄する機能もあり、シンプルながら使い勝手の良いメーカーです。
エコキュート各メーカーの代表的な省エネ性能を比較していきます。省エネ性能を見る際の指標となるのが、年間給湯保温効率(APF)。この数値が高いほど、少ない電気で効率よくお湯を作ることができます。
※本記事では各メーカーのハイグレード・460Lモデルで比較しています。
年間給湯保温効率(APF)の数値で見ると、日立と三菱が頭一つ抜けています。特に日立のウレタンクは、タンクのお湯が冷めにくい構造になっているため、追い焚きや沸き増しの回数が減り、実質的な電気代削減に大きく貢献します。
一方パナソニックは「太陽光発電」との連携機能が強いため、ソーラーパネルを設置しているご家庭では、数値以上の節約効果が期待できます。
「APFの数値」で比較しましたが、このようにご家庭の状況によって「電気代が安くなるメーカー」が分かれます。
「エコキュートにするとシャワーが弱くなる」というのは過去の話。現在は各メーカーとも「高圧タイプ」を出しています(その圧力には差があります)。
水道管の水圧は一般的に200〜400kPaといわれており、エコキュートの場合でも170kPa以上あれば、生活する上で不便に感じることはほとんどありません。なお、ガス給湯器からの交換でも違和感なく使いたいご家庭は、200kPa以上を目安に選ぶのがおすすめです。
各メーカーの代表的な機種の水圧は以下が目安です。
最大500kPaという最強クラスの水圧を誇る日立の水道直圧は、ガス給湯器と同じ感覚で使えるレベルです。ただし、給水元圧(※)に影響を受ける点にご注意ください。
また「高圧タイプ」と言えばダイキンもおすすめ。独自技術を採用したことにより、安定的な高圧を実現しているメーカーです。
そしてパナソニック。意外にも日立とダイキンに割って入る高圧力を誇ります。水圧重視の方はこのいずれかで絞り込むことになるでしょう。
結論として給水元圧が高いご家庭は「日立」、不明な場合は安定した高圧力の「ダイキン」、太陽光発電システムなどとの連携を検討しているご家庭は「パナソニック」を推奨します。
※給水元圧とは、水道メーターよりもさらに上流の「公共水道の配水管」から「ご家庭の給水管」に分岐する地点における水圧です。
2階・3階になると水圧の影響がダイレクトに出てしまうことがあります。そのため「パワフル高圧が絶対条件」というご家庭、特に2階・3階に浴室がある場合は、高圧対応に定評のある日立、ダイキン、パナソニックで絞り込むとよいでしょう。
逆に、1階でシャワーを使うだけであれば各メーカー最低でも170kPaあるため、高圧が最重視ポイントでなければどのメーカーを選んでも不便には感じません。
エコキュートの価格はメーカーや機種によって大きく異なります。ここでは、各メーカーのフルオートタイプ460Lモデルを集め、スタンダードとハイグレードに分けて比較していきます。
※2025年11月時点のメーカー希望小売価格(税込)です。実際の販売価格は異なる場合があります
パナソニックはスタンダードクラスがすべて「オープン価格」のため、ここではミドルクラスのウルトラ高圧フルオート『HE-NU46LQS』を選出しました。ただ、それでも他メーカーより価格は控えめ。一方、業界トップクラスの水圧を誇るダイキンや日立は、価格帯が高めに設定されています。
とはいえパナソニックと日立の価格差は約16万円ほど。10年間使用することを考えると、スタンダードクラスに関してはそれほど気になる価格差ではないでしょう。
ハイグレードクラスもパナソニックが1位。「本体価格の安さ」と「機能」のバランスを重視したいご家庭は、パナソニックで絞り込んでいくと良いかもしれません。
▼エコキュート導入費用・交換費用を少しでも抑えるなら「補助金」の活用がおすすめ! 関連記事 兵庫県で利用可能なエコキュート補助金一覧【2025年】

「メーカーによって壊れやすい、故障しやすいということはありますか?」というのはよくある質問ですが、一般的にエコキュートの寿命はどのメーカーも10年程度とされています。メーカー間で耐久性に極端な差はありません。
ただし、設置場所の環境や強い衝撃、自然災害、塩害地域に一般地向けの機種を設置したなど、さまざまな要因で寿命が早まる可能性があります。またメンテナンスを怠った場合も、想定より寿命が短くなることがあります。
故障のリスクが高まるのは、メーカーのせいではなく「環境に適していない機種」を選んだ場合や「メンテナンスをしていなかった場合」などです。
お使いの環境に応じた「仕様」については、販売(設置)業者が気づいてくれることもあるかもしれません。しかしご自身でも、設置環境に適合するエコキュートを選ぶことが大切だと覚えておきましょう。
また水抜きは簡単なメンテナンスですが、これを怠ることで、酷いときは数年、寿命が縮まることがあります。定期的なメンテナンスは欠かさないようにしてください。
なお各メーカー、アフターサポート体制はしっかり整っているのでご安心ください。
またメーカーの対応が難しい緊急時や土日・夜間なども、当店のような地域密着のエコキュート専門店であれば対応可能です!
基本的に、どのメーカーを選んでも、メーカー保証と延長保証をあわせて最長10年など保証期間が長いので、立て続けに高額な修理費用がかかるといったことは考えにくいでしょう。
延長保証の加入は任意ですが、10年保証に加入しても年間4,000円未満で済みます。数万円やそれ以上の修理費用がかかるリスクを考えても、長く安心して使うため延長保証への加入を推奨します。
なおエコキュートの寿命や修理費用の目安は、こちらの記事で詳しく解説しています。 関連記事 エコキュートの寿命は20年?症状や耐用年数を伸ばすコツ

寒冷地や塩害が懸念されるエリア、地下水利用エリアでは、環境に対応した仕様のエコキュートを選ぶことが大切です。
寒冷地仕様は各メーカーが用意しています。一般地仕様にはない「凍結防止ヒーター」など、主に冬場の凍結を防ぐ機能が搭載されています。また外気温がマイナス10℃を下回る環境下でも正常に作動するように造られています。
寒冷地仕様の機種が豊富なのはパナソニックとコロナで、三菱・ダイキン・日立は主要モデルに寒冷地仕様があります。
一方、耐塩害仕様は各メーカー用意していますが、耐重塩害仕様はダイキン、日立、コロナのみとなります。
なお塩害仕様と重塩害仕様を選ぶ基準は、ダイキンが下記のように説明しています。地域の特性によって異なるほか、メーカーの解釈も若干異なる場合がありますが、塩害仕様を選ぶか重塩害仕様を選ぶかで迷ったときは参考にしてみてください。
地下水や井戸水を使用できるエコキュートを販売しているメーカーは、ダイキンとパナソニック、日立の3つです。
ダイキンは全機種が対応していますが、独自の水質判定基準で合格した場合のみ使用可能となるため、先に水質検査を実施する必要があります。費用は16,500円、不合格だったときはエコキュートを設置できません。
パナソニックは地下水(井戸水)利用認定制度を設けており、ダイキンと同じように水質基準検査を実施します。金額もダイキンと同じ16,500円で、水質検査に合格し、パナソニックから「地下水利用認定書」が発行されると設置可能となります。
また日立では、水道直圧給湯方式のナイアガラ タフネスという機種が対応しており、水道水であれば硬度200mg/L以下、遊離炭酸60mg/L以下、井戸水であれば硬度200mg/L以下、遊離炭酸60mg/L以下という条件下で使用できます。なお日立では、水質の簡易検査キットを1,650円で販売しています。
※地下水・井戸水の水質検査については専用キットが必要な場合があります。当店までご相談ください。
災害時はお湯が沸かせなくなってしまいますが、貯湯タンクに残っているお湯は使えるケースがほとんどです。それ以外に、日立の水道直圧モデルのように貯湯タンクの水を飲用水として使用できるメーカーや、ダイキンやパナソニックのように気象警報が発令されると急いでお湯を沸き上げてくれる機能を搭載したメーカーもあります。
※機種により搭載されていない機能もございます。詳しくは当店までお気軽にお尋ねください。
災害時などは非常用取水栓から取水が可能です。また、一度設定すれば解除されるまで何回も沸き増しする、満タンわき増し機能も搭載されています(夜間になると自動解除されます)。
災害時などは非常用取水栓から取水が可能です。また、停電や断水のおそれがある警報・注意報が発令されると自動で沸き上げをおこない、タンク内の湯量を確保する気象警報緊急沸き上げ機能も搭載されています。
災害時などは非常用取水栓から取水が可能です。またアプリからは、あらかじめ選択しておいた気象警報・注意報が発令されると、自動で沸き上げをおこないお湯を確保するエマージェンシー沸き上げ機能も利用可能です。
災害時などは非常用取水栓から取水が可能です。また、水道直圧給湯モデルは貯湯タンクの水を飲用水にできます。
災害時などは非常用取水栓から取水が可能です。
エコキュートにはメーカーごとの便利機能、こだわり機能なども搭載されています。ここでは、雑菌の繁殖が心配な配管の自動洗浄機能や除菌機能、入浴時間を快適なものにしてくれる便利な機能をピックアップしてご紹介します。
※機種により搭載されていない機能もございます。詳しくは当店までお気軽にお尋ねください。
三菱はSシリーズに、それ以外のメーカーはフルオートタイプの全機種に搭載されています。中でもおすすめは三菱のバブルおそうじ。
お風呂の栓を抜くだけで自動で配管洗浄がスタートし、約0.1mmのマイクロバブルが配管内に付着した皮脂汚れや石鹸カスなどを吸着して洗い流し、熱交換器もあわせて洗浄します。自動洗浄が終わると、今度は水とマイクロバブルを往復させて仕上げ洗浄。洗浄剤を使う必要がなく、しかも栓を抜くだけなので、毎日手軽に配管や熱交換器のお手入れができる便利な機能です。
パナソニックとコロナには除菌に特化した機能がありません。三菱のキラリユキープは、配管内に設置された除菌ユニットによってお湯はり後の菌の増殖を抑制します。また日立のきらりUVクリーンは、お湯に紫外線を照射して菌が増殖するのを防ぎます。どのメーカーも機能性は基本的に同じですが、当店のおすすめはダイキンのおゆぴかUV。
貯湯ユニット内に搭載された除菌ユニットを通るお湯に深紫外線を照射して、見えない菌を除菌・繁殖を防ぎます。さらに、入浴後でも設定した時刻までは深紫外線を照射し続けて除菌するため、とくにお風呂の残り湯を洗濯に使っているご家庭は、キレイな残り湯を利用できるメリットがあります。
※ホットあわー、ウルトラファインバブル入浴、シルキー快泡浴を利用する際は、それぞれ専用のアダプター(別売品)が必要です。
パナソニックの湯温セレクトは、家族がそれぞれ好みの湯温を登録し、入浴前にワンタッチで簡単に設定できる機能です。「何℃のお湯に、何分浸かるか」まで細かく設定できます。三菱・ダイキン・日立はそれぞれ微細な泡を発生させて、快適な入浴をサポート。保温・美肌・洗浄などうれしい効果が得られます。
当店でもっとも人気・おすすめのメーカーは三菱。エコキュート市場でも多くのシェアを占める代表的なメーカーです。
省エネ性に優れていながらリーズナブルな機種が多く、大容量で安心の550Lモデルも豊富な点で人気があります。他メーカーにはないバブルおそうじ機能や、エコキュートがみずから最適な量のお湯を判断して沸かしてくれるかしこい沸き上げモードなど、価格に対して機能が多く、コストパフォーマンスに優れている点もおすすめの理由です。
当店で、三菱と並んで人気のメーカーがダイキン。日本で初めてエアコンを開発したともいわれており、世界屈指の総合空調メーカーでもあります。
ダイキンは320kPaの高圧性能が人気です。とくにガスや電気給湯器からエコキュートに買い替える場合、水圧が心配という声はよく聞かれます。ダイキンは従来モデルこそ170kPaですが、現在は210kPaの高圧給湯と320kPaのパワフル高圧給湯が主流。2箇所同時給湯が可能でストレスフリー、残り湯での洗濯にうれしい除菌機能などもおすすめのポイントです。
人気メーカー第3位はパナソニックです。世界的な電機メーカーでもあるパナソニックは、エコキュート市場において三菱に並ぶシェア率を誇ります。
人気のポイントは、とにかく省エネ機能が豊富な点。フルオートタイプなら全機種にパナソニックの代表的な省エネ機能AIエコナビが搭載されています。外出先から遠隔操作できる点なども電機メーカーらしい便利な機能です。太陽光発電システムとの相性もよいため、オール電化にしているご家庭にはとくにおすすめです。
エコキュートの主要メーカー5社の特徴・機能などの違いを比較してきました。いろいろとお伝えしましたが、結局お客様にとってもっとも大切なことはご予算と、その機種に対する満足度のバランスがベストかどうかであると私たちは考えています。
「安くて多機能な機種がほしい」「浴室が2階だから高圧タイプでできるだけ安い機種がほしい」など、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
またエコキュートの使い方やご家庭の環境、ライフスタイルはさまざまです。たとえば省エネ性に優れているという機種でも、昼間にお湯を沸かす必要があるご家庭は、逆に光熱費が高くなる可能性もあります。
エコキュート・給湯器専門店の当店スタッフが、そうした個別のご事情も踏まえながら、ベストなメーカーや機種を提案させていただきます。人気機種の在庫を豊富に持つ当店なら、最短即日対応が可能!補助金申請も無料で代行いたします。まずはお気軽に無料見積もりをご利用ください!
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